リーゲルのレース予測公式
ピート・リーゲルはオハイオ州の研究エンジニアで、1977年にRunner's World誌に画期的な研究を発表しました。T2 = T1 × (D2/D1)^1.06は、レース距離とフィニッシュタイムの間に一貫した数学的パターンがあることを発見した公式です。Aerixのレース予測機を含め、世界で最も広く使われるレース予測方法です。
計算式
T2 = T1 × (D2 / D1)^1.06
T2
予測フィニッシュタイム
T1
既知のレースタイム
D2
目標レース距離
D1
既知のレース距離
疲労指数:なぜ1.06か?
ランニングが純粋に有酸素で疲労がなければ、5K 25:00のランナーは10Kを正確に50:00で走るでしょう(指数1.0)。しかし実際にはグリコーゲン枯渇、神経筋疲労、体温調節ストレスなどが存在します。リーゲルはスプリントからウルトラまでのレースデータを分析し、1.06がこの累積疲労を最もよく捉えることを発見しました。 長距離でペースが大きく崩れるランナーは1.07-1.08が適切な場合も。5Kからマラソンのほとんどのランナーには1.06が最も信頼できる値。
計算例
5K → 10K
最近の5K:25:00
≈ 52:07
10K → ハーフ
最近の10K:48:00
≈ 1:45:54
ハーフ → マラソン
最近のハーフ:1:55:00
≈ 3:59:46
予測表 — 5K基準
| 5K | 10K | ハーフ | マラソン |
|---|---|---|---|
| 20:00 | 41:42 | 1:32:00 | 3:11:49 |
| 22:30 | 46:55 | 1:43:30 | 3:35:48 |
+3 more rows after load
予測表 — 10K基準
| 10K | ハーフ | マラソン |
|---|---|---|
| 40:00 | 1:28:20 | 3:04:05 |
| 45:00 | 1:39:23 | 3:27:05 |
+3 more rows after load
限界
大きな距離差:1マイルからマラソン予測は誤差大。距離比3:1以下が最も正確。
未訓練のランナー:有酸素基盤のない初心者は予測より大幅に遅い可能性。
ウルトラマラソン:マラソンを超えると睡眠不足、高度、地形で公式の信頼性低下。
+3 more items after load
代替予測方法
キャメロン公式
固定1.06の代わりに距離ペアに応じて指数を調整。大きな距離差でより正確な場合。
パーディポイント
距離と性別を問わず比較できるポイントベースシステム。
+2 more items after load
よくある質問
Q. ハーフの倍がマラソンの良い推定?
楽観的です。リーゲル公式は2時間ハーフのランナーに単純な倍より約10分遅い時間を予測。
+2 more items after load